あの日から一年経ちました。
たくさんの人がなくなり、家族を失い、家を失い、汚染の恐怖にさらされました。
そんななか、僕自身はあらたに東北の人たちと繋がることができ、想いを共有できる幸運に恵まれました。
いろんなデータがあります。
全倒壊○戸、死者○人、行方不明者○人・・・。
データは必要です。それによってわかることも沢山ある。
でも僕たちに必要なのはその一人一人に想いを寄せれるか。ではないでしょうか。
亡くなった一人一人に家族があり、喜びがあり、笑いがあった。
そして今、残された被災者に虚無感、喪失感、悲しみ、寂しさがある。
そこに心を添わせることができるか。
何千人、何万人だから悲しいのではなく、悲しいことが起こったから悲しいのだということ。
この一年間で、たくさんの東北の人たちとつながれたおかげで、
なくなった一人一人の顔が思い浮かばないまでも、そこに生活をしていたということに
意識を寄せることはできたように思います。
今日の14時46分、善光寺へ言って手を合わせてきました。
本堂を埋め尽くすたくさんの人達と一緒に。
想いが届きますように。
どうか安らかに。
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