What's New

新着記事

Blog

角居康宏のブログ、
gallery&factory原風舎へは
こちらからどうぞ。


3.11

あの日から一年経ちました。

 

たくさんの人がなくなり、家族を失い、家を失い、汚染の恐怖にさらされました。

そんななか、僕自身はあらたに東北の人たちと繋がることができ、想いを共有できる幸運に恵まれました。

 

いろんなデータがあります。

全倒壊○戸、死者○人、行方不明者○人・・・。

データは必要です。それによってわかることも沢山ある。

でも僕たちに必要なのはその一人一人に想いを寄せれるか。ではないでしょうか。

亡くなった一人一人に家族があり、喜びがあり、笑いがあった。

そして今、残された被災者に虚無感、喪失感、悲しみ、寂しさがある。

そこに心を添わせることができるか。

何千人、何万人だから悲しいのではなく、悲しいことが起こったから悲しいのだということ。

この一年間で、たくさんの東北の人たちとつながれたおかげで、

なくなった一人一人の顔が思い浮かばないまでも、そこに生活をしていたということに

意識を寄せることはできたように思います。

 

今日の14時46分、善光寺へ言って手を合わせてきました。

本堂を埋め尽くすたくさんの人達と一緒に。

想いが届きますように。

どうか安らかに。