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茶器

茶合(ちゃごう、さごう)

 

茶合とは、煎茶道で使用する、茶葉を量をはかるための道具です。

 

あるパターンを彫り込む場合、その模様がどのような意味を持つか考えます。

例えば、上右の模様の場合、下記のような意識で制作します。

 

茶合「ポジャギ」

 

ポジャギとは朝鮮半島において伝統的に使われている風呂敷のような布のことです。

もともとは服の余り布や、古着の再利用などハギレを縫いあわせて作られました。

 

小さな布を、手をかけてつなぎ合わせ、気持ちを込めたということです。

また、幸せを願う気持ちや、思いやり、願いを込めて包むという行為もその布に込められているとも言います。

 

そのパターンの美しさもさることながら、慎ましやかに生きることや、幸せや祈りを込めて日々を送るというポジャギが持つ精神性は、一服のお茶を頂くその時間や空間、行為に重なる気がいたします。

 

茶托

 

莨盆『メメントモリ」

 

メメントモリとは「死を想え」または「死を忘れるな」という意味のラテン語

生きた化石である(遺伝学上の死を忘れたかのような)オウムガイの死体と生体を相対させることにより、そのことを表現した。

干菓子盆「chaos(カオス)」

干菓子盆「colony(コロニー)」

 

飾り火箸「Birth」